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Newberrysound Vocal Clinic

Vol.18 ラップでやろう


私がレッスンを行っているNewberrysoundで始めて受講される方に

「自分の問題点は?」と聞くと

「高い声がでない、出にくい」...と答えられる人が多いです。


確かに高い音域の歌唱に問題をお持ちの方は多いと思います。

高いから出ない、出にくい...と思ってしまいがちなのですが

では「高いところ以外では問題ない。」のかと

いうと実はそうではない事が多いです。

そんなに高い音域でなくてもやはり同じ問題は起こっているはずです。


またうまく歌えない理由として

「急に高いところに上がる」

「急に低いところに下がる」

「音符と音符とのインターバルが苦手なインターバル」

等、いわゆるメロディーにおいての問題点をあげる方も多いと思います。

もちろん

取りやすいピッチ、取りにくいピッチ

歌いやすいメロディー、歌いにくいメロディー

...あると思います。

「メロディー」「ピッチ」においてやらなければいけない事はあるのですが

今回はその前にチェックしておきたい事、やらなければいけない事について

ふれたいと思います。


それは「リズム」「グルーヴ」です。

今回のテーマは...

『歌いにくい理由として「ピッチ」があるのでしたら

その「ピッチ」をはずしてみよう』

という事です。

その苦手な「ピッチ」が無くなるのですから

問題なく声が出るはずです。

....本当にそうでしょうか?


実際にやってみましょう。

ここで課題曲としてMISIAの「BELIEVE」を挙げたいと思います。

この曲はとても「グルーヴ」を感じやすいテンポとリズムを持っていますし

MISIAの声、歌は非常にリラックスしていて全てのニュアンス、ダイナミクスは

「グルーヴ」に元づいているように私には思えます。

ここで男性の方は

「おいおい、女の子の曲?」

と疑問を感じるかもしれませんが今からやろうとしている事に

「ピッチ」は関係ないので御安心を。

今からやろうとしている事はメロディーからピッチを取る

いわゆる「ラップ」です。


まずMISIAといっしょにCDに合わせて「ラップ」をやってみましょう。

MISIAの歌っているメロディーのリズムとピッタリになるように。

出来ればフレーズ語尾の長さも合わせてください。



うまくできましたか?

多くの方は「非常にやりにくい」又は「出来ない」と思います。

ここで問題になってくるのは「メロディーの譜割り(リズム)」の

あいまいさ、不確かさです。

いかに今までアバウトにメロデイーを覚えていたか、分かるはずです。

うまく出来ていないのは何も「高いところ」「ピッチ」だけではなく

そのメロディーでさえ正確には覚えられていなかった事に

多くの方は気付くはずです。

実はこの「メロディーでさえ正確には覚えられていなかった」事が

「高い声がでない、出にくい」重要な要因のひとつになっています。

MISIAのような「プロ」が歌っているメロディーは行き当たりばったりの

適当なものではありません。

そのニュアンス、ダイナミクスはその「曲自体」また「オケ」からの「グルーヴ」

に元づいて表現させているはずです。

この「グルーヴ」はその曲において『道』になります。

『道』を歩くと楽に歩けますが『道』でないところを歩くととても疲れるように

「グルーヴ」を捕らえられていなければ楽に声は出ないものです。

「出したくても恐くて出せない。」のです。


とてもリラックスして楽に歌っている(少なくとも私にはそう聞こえます。)

MISIA はしっかりとその『道(グルーヴ)』を歩いているはずです。

では具体的にどうすればMISIAとピッタリになれるでしょうか?

まずは「詩の朗読」ではなく「ラップ」になるようにTRYしてみましょう。



どうやったら「詩の朗読」ではなく「ラップ」になるか?

やはり「グルーヴ」です。グルーヴのない「ラップ」はありえないです。


1「グルーヴ」を掴みます。


(A)「オケ」のなかのドラム...その中でもハイハットの音を聞き取ります。

   ハイハットは小さなシンバルが2枚上下に重なってついている楽器で

   閉じたり(クローズドハイハット)

   開けたり(オープンハイハット)

   でドラムの中でも主にリズムをキープする役目を持っています。

   「クローズド」の時は「ツ」「ツ」「ツ」「ツ」

   「オープン」の時は「チー」「チー」....という音がします。

   スピーカーやヘッドホンでは「右」側から聞こえる事が多いです。



(B) このハイハットの音を聞き取り口でコピーしてみましょう。

   (基本パターンだけでOKです。)

   「ツ、ツ、ツ、ツ、」「ツチー」...というように。


(C) (B)でコピーしたハイハットの音を口で出しながら

    体をその音に合わせます。

    おへそを中心に上半身が左右に「Uの字」を書くように揺れます。

    直線的な動きにならないように注意してください。

    出来れば鏡を見ながらやってみてください。


(D) 1曲を通して崩れないようになるまで(C)をやります。



2 「ニュアンス」を掴む。


  詞が日本語であっても英語のように1音を1音節ではなく少なくても

  2音節になるように、フレーズの中の母音(特に語尾)をしっかりと

  聞き取り発音できるようにする。

  例えばサビの「愛してる」というフレーズに関しても

  「ゥアィシィテェルゥ」のように聞き取れるという事です。

  フレーズの中の母音をしっかりと聞き取るという事に関しては

  以前に発行した

  Newberrysound Vocal Clinic / Vol.11「曲を良く聴こう...No.2」

  で説明していますので参考にしてください。

  ( http://www.newberrysound.com/ の「Mail Magazin」で見れます。)

  

3 「1」+「2」です。

  体で「グルーヴ」を感じながらのフレーズをラップしていきます。

  最初は1フレーズから、1番、2番...1曲とやっていきます。



一般的にはラップにピッチはないように思われますが

実際にはそのフレーズ、ニュアンス、ダイナミクスによっては

ピッチは存在している思います。

ただいわゆるメロディーのようではありませんが...


ですがメロディーのようなピッチがないにも関わらず

一流のラッパーの説得力は圧倒的でさえあります。

ですから皆さんが「ピッチ」に頼らず一流のラッパーのような

ニュアンス、ダイナミクスを表現できるようになり

その上に「ピッチという武器」を駆使できるようになったら...

その時あなたの「歌」はもうひとつ上の段階に上がっているはずです。


「グルーヴ」を掴んでその「グルーヴ」に体をあずける ...

慣れない間は「MUST/やらなければいけない事」であるかもしれませんが

根気よくやってみてください。

そのうち「NEED/なければいけないもの」になるはずです。

頑張ってください。


(C)2001 SAGE KOIZUMI / Newberrysound
http://www.newberrysound.com
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