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New Newberrysound Vocal Clinic

Vol.10 呼吸と声帯が開くタイミングを合わす

何だか難しそうなタイトルになってしまいましたが、
要は
「思い通りのタイミングで声帯が開き気持ち良く声が出る」
という事です。

まず、簡単な実験をしてみましょう。

自分の「みぞおち」を片手でかるく押さえたまま
英語の「Find」もしくは「Fax」と発音してみましょう。
この時出来る限りネイティヴな発音をイメージしてやってみて下さい。
具体的に言うと、学校でも習った事があると思いますが
「Fの発音の時は、下唇を上の前歯で軽く噛んで発音する」
です。
アクセントを頭の「F」に置いて「ファッ」と勢い良く発音して下さい。

どうですか?
発音の最初の部分で、みぞおちが軽く引っ込んだ筈です。

これは「声を出す時の肺や横隔膜の動きと声帯が開くタイミング」が合ったという事です。

今度は、同じく自分の「みぞおち」を片手でかるく押さえたまま
日本語の「はひふえほ」と発音してみましょう。
どうですか?
みぞおちは先程の英語の時の様に引っ込まない筈です。
今度は更に確信犯になるために...
英語の「F」に近い日本語の「ふ」で試してみましょう。
どうですか?
英語の「Find」や「Fax」の「F」の時と、似たサウンドにもかかわらず、
日本語の「ふ」の場合は英語の時の様に引っ込まない筈です。

英語を発音する時には、唇や舌を具体的に動かして発音する事が多いです。
この唇や舌がスイッチとなって肺や横隔膜からの息と声帯とのタイミングを合わせてくれます。
よく「アメリカ人は腹式呼吸で発音している」と言われますが、これは上記の様なメカニズムだと思います。

一方日本語は?
英語の様な唇や舌を具体的な動きがなくても発音出来てしまいます。
でも、そこが「呼吸と声帯とのタイミングを合わす」事において問題が起こる原因のひとつになります。

実は日本の優れたボーカリストの中には、まるで英語の様に日本語の歌詞を歌う人が多いのも
その人が気持ち良く歌うために自然についていった技術もしくはクセなのかもしれません。

当然日本語は日本語なので、カツゼツが悪く日本語に聞こえない発音は好ましくはないので
あくまでも「呼吸と声帯とのタイミングを合わす」きっかけとして上記の実験を行って頂ければと思います。
私は日本語においても、英語の様に唇や舌に具体的な動きを持たせつつ、日本語本来の響きを大切にするカリキュラムを元にレッスンでは指導しています。

まずは上記の実験をしてみて、ご自身の現状を把握してみて下さい。

Sage Koizumi / 小泉誠司

体験レッスン

(C)2013 SAGE KOIZUMI / Newberrysound
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