
呼吸において「鼻呼吸」を勧められることが多いと思います。
鼻呼吸は日常生活において次のような利点があります。
● ウィルスや菌の体内への侵入を防ぐ。
● 喉の乾燥を防ぐ。
● 喉を冷やしにくい。
また「早く吸える」という長所もあります。
でも長所は短所にもなり、
実は「鼻呼吸」は肺を大きくすることは苦手なのです。
なぜなら「早く吸える」ということは
「近場で済ませている」
すなわち肺の上部でしか息を
入れられていないということ
肺の下部を含む肺の全域には
息を入れられていないということになるからです。
実は「鼻呼吸」では
肺の上部にしか息が入らない
「胸式呼吸」 になり、
「腹式呼吸」にはなりにくいのです。
今回は肺の全般に息を送り込めて
真の腹式呼吸をマスターできる
「ストロー呼吸法」をご紹介します。
医師が喫煙者や喫煙していた人に対して
治療として行うストローを使っての呼吸メソッド。
この「ストロー呼吸法」を行っていただくことで
肺活量を増やせ、肺を活性化することができます。
それでは「ストロー呼吸法」のやり方を説明します。
1 脇腹に片手を置き、ストローを口にくわえる。
2 ゆっくりと息を吸う
(横隔膜が広がっていくのを感じながら)。
3 5秒間そのままキープ。
4 口から一気に息を吐く(ストローは外す)。
ストローがない場合は、
ストローの代わりに口をすぼめて
ゆっくり息を吸ってください。
慣れてきたら「ストロー呼吸」や「口すぼめ呼吸」と
同じくらいに肺が大きくなるように、
脇腹に片手を置き横隔膜の広がりを確認しながら……
● 普通の口で息を吸う。
● 鼻から息を吸う。
に取り組んでください。
「勝ち声」の源は「呼吸」、
そして健康体です。
声が良くなるだけでなく健康にもなれる、
この「ストローメソッド」を、
ぜひ取り入れていただきたいと思います。
詳しくは小泉誠司新著
「人生を変える『勝ち声』『負け声』」を。
全てのメソッドは手本動画連動なので是非お役立てください。
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