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Vol.1 腹式呼吸について
Vol.2 お風呂でも出来る練習
Vol.3 ○○○音痴
Vol.4 練習法 No.(あなたの練習法あってますか?)
Vol.5 練習法 No.2(歌を録ろう)
Vol.6 あなたの発声法は正しいですか?
vol.7 ディクションレッスン
Vol.8 ラララで歌おう
Vol.9 「口のあけ方」
Vol.10 「曲を良く聞こう」
Vol.11 「曲を良く聴こう...No.2」
Vol.12 「喉に負担をかけない口の開け方」
Vol.13 「喉に負担をかけない声の出し方」
Vol.14 「お腹から声を出す」
Vol.15 「声の通りを良くする練習(ハミング)」
Vol.16 「声の抜けを良くする練習」
Vol.17 「腹式呼吸?胸式呼吸?」
Vol.18「ラップでやろう」
Vol.19「息で歌いましょう」
Vol.20「ビブラート」
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「腹式呼吸」。多分どこのどのレッスンを受けてもこの言葉を聞かない所はないでしょう。きっと皆さんも一度は腹式呼吸という言葉を聞いた事があると思います。でも果たして何人の人が理解でき実践できているでしょうか?
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『以前にレッスンを受けていて先生に「腹式呼吸」「腹式呼吸」と事あるごとに言われてきました。でも正直いってまだよくわかりません。それどころか今では「腹式呼吸」ときくたびにいやになってしまいます。本当に「腹式呼吸」はそんなに重要で、必要なものなのですか?』
こんな質問をよく聞きます。
確かに重要で必要なものである事は確かです。ですが必要なものは「腹式呼吸」という言葉ではありません。その本質なのです。確かに「歌」「声」について説明するときに言葉、理論を用いらなければならない事も事実です。ですが過度になると反対に「言葉」「理論」は音楽を複雑でわかりにくいものに見せてしまいます。
Newberrysound Vocal Clinicでは音楽を「言葉」「理論」で語る事は最小限にとどめます。「歌」は本来そういう理論的ものとは対極にあるはずですから...
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「腹式呼吸」とはどういうものなのでしょうか?
そんなに難しいものなのでしょうか?
実は日常生活においてあなたはもう腹式呼吸をしているはずです。
こういうシチュエーションをイメージしてください。
あなたが街を歩いていて目の前にあなたの仲のいい友達を見つけました。友達はあなたの事に気がついていません。その友達には以前同じようなシチュエーションで急に声をかけられ思わずその場でひっくりかえりそうになってしまった事があるので今日はしかえしをしようとあなたは決めました。あなたはそっと近づいて友達が腰がぬける程びっくりさせようと思い「わっ!」とかけ声をかけます。その時小さな声で「わっ」と言う人はまずいないと思います。あなたは友達が驚いて腰をぬかす「絵」をイメージし、体中のありったけのパワーを集めて「わっ!」とかけ声をかけるはずです。
その時あなたが出したかけ声があなたの「本当の声」で腹式呼吸で発している声なのです。
かけ声をかけた事のない人はいないと思います。そうあなたはもうとっくに腹式呼吸をしているのです。
でもここで疑問が生じるはずです。じゃあなぜそれ以外の時、特に歌を歌う時に腹式呼吸が出来ていないのでしょうか?
ここが問題なのです。先程の街でのシチュエーションを思い出して下さい。あなたはかけ声をかける時に大きい声を出そうとか、お腹を使って声を出そうなんて考えていなかったはずです。ただひたすら友達が腰をぬかすように願いながら無意識に声を出しただけだと思います。そう、この「無意識」が大事なのです。
実はほとんどの動物が腹式呼吸で呼吸しています。例えば、犬。吠える時を思い出してみて下さい。吠えている時、横隔膜がぐっとあがっているのが見えると思います。小さな犬であってもあれだけ大きな「声」が出ているというのは腹式呼吸で呼吸している以外のなにものでもないです。犬をはじめほとんどの動物が出来ている事が人間が出来ない...なぜでしょう?もうおわかりですね。
「意識」しているからです。
犬が吠える時きっと「意識」していないと思います。実は人間も赤ちゃんの時、子供のときは腹式呼吸で呼吸します。それが大人になるにしたがって進化?(もしかしたら退化)して胸式呼吸で呼吸するようになっていくのです。ただ大人であっても睡眠の時は腹式呼吸で呼吸しています。
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「腹式呼吸」をするには...
ほとんどの人が腹式呼吸で自分の好きな曲を早く歌えるようになりたいと思っているはずです。でもその前にやって頂きたい事があります。
街でのシチュエーションで出していた「かけ声」です。それも「いいかけ声」です。「いいかけ声」を出せた時は何かが破裂したようなインパクトが自分の中で広がり頭の上から気持ちよく抜けていく感じがします。やってみると分かると思いますが、街でのシチュエーションでは簡単に出せていたかけ声がなかなかうまくいかないはずです。それは街でのシチュエーションでは無意識だったのが今は意識的にかけ声をかけようとしているからです。変な日本語ですが「意識して無意識に『かけ声』をかける」練習をするのです。最初は一回づつ、なれてきたら連続してかけ声をかけます。そしてだんだんそのかけ声が大きくなるようにします。やってみると以外に難しいはずです。
他の人から見たら気が狂ったかのように見えるかも知れませんが、これが腹式呼吸でスタッカートを発声する第一歩なのです。一見回り道に見えるかもしれませんが、大事な第一歩なのです。
もうひとつ。毎晩ねるときにあおむけになって普通に呼吸してみてください。呼吸する度にお腹が上下するはずです。もっと分かりやすくするためには、自分のお腹が見えるよう枕を後頭部にずらし、お腹の上にカセットテープや単行本など余り重くないものをのせてみるのも良い方法です。お腹の上の物が上下に移動していれば、あなたは腹式呼吸をしている事になります。この感覚を「頭」ではなく「体」で覚えてください。「腹式呼吸」だけでなく「歌」を「音楽」を頭ではなく体で感じる事に慣れて下さい。この事が後々重要になってきます。
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「歌」は難しいものではありません。とてもシンプルなものです。とてもシンプルな自己表現なのです。
Newberrysound Vocal Clinicでは、それを「歌」を目指す人にひとりでも多く理解して頂きたいのです。
(C)2001 SAGE KOIZUMI / Newberrysound
http://www.newberrysound.com
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